NHK Eテレにて新作アニメ『アン・シャーリー』の放送が開始され話題ですね!
L・M・モンゴメリの名作『赤毛のアン』は多くの人の心をつかんできた不朽の名作で、
過去には、日本でアニメーション化され現在でも記憶に残る人がおおいようです。
今回『赤毛のアン』の主人公をタイトルにしてリメイクされた『アン・シャーリー』は
「令和の視点」を強調した演出が特徴ですが、なにやら波紋を呼んでいるようです。
そこで、今回は
赤毛のアンが炎上?NHKのアニメのリメイクに高畑勲も松本侑子もびっくり!
について、お伝えします!
赤毛のアンがNHKのアニメ『アン・シャーリー』でリメイク!

2025年4月、NHK Eテレにて新作アニメ『アン・シャーリー』の放送が開始されました。
制作はアンサー・スタジオが担当し、L・M・モンゴメリの名作『赤毛のアン』を基にした青春物語として注目を集めています。
新海誠の「言の葉の庭」土屋堅一がキャラクターデザイン!
- 生まれ:1967年(2025年で57歳)
- 出身地:神奈川県生まれ
- 所属:アンサー・スタジオ(メインアニメーター)
- 卒業校:東京デザイナー学院
- 主な経歴:スタジオあんなぷル(アニメーターとしてキャリア開始)
ウォルト・ディズニー・アニメーション・ジャパンで『ティガー・ムービー』『くまのプーさん』シリーズのアニメーションディレクターを担当
2004年ディズニー・ジャパン閉鎖後、アンサー・スタジオを設立し活動継続 - 代表作:『言の葉の庭』(キャラクターデザイン・作画監督)、『すずめの戸締まり』(作画監督)
土屋堅一氏がかかわることで、美術面での高品質が期待されています!
「令和の視点」を強調した演出が特徴的ともいわれています。
「アン・シリーズ」全体をカバー?
一方、『アン・シャーリー』では、原作の「アン・シリーズ」全体をカバーする可能性がありそうです。
公式サイトに『アンの青春』(Anne of Avonlea)や『アンの愛情』(Anne of the Island)のタイトルが記載されていることです。
従来のアニメ化では描かれなかった成長後の物語もアニメで見られる可能性がありますね!
「世界名作劇場」の赤毛のアンは高畑勲が脚本!宮崎駿が構成で超豪華!

「世界名作劇場」の『赤毛のアン』は、1979年1月7日から12月30日まで、
フジテレビ系列で毎週日曜19:30 – 20:00(JST)に放送されました。
全50話で構成され、当時の「世界名作劇場」シリーズの第5作目にあたります
「ドタバタ人情喜劇」としての独自性を確立し、現在でも根強い人気を誇っています。
何といっても、制作陣の豪華さには目を見張るものがありますね!
- 高畑勲が監督と脚本
- 宮崎駿が場面設計と構成
- 近藤喜文がキャラデザインと作画監督
高畑勲監督はL・M・モンゴメリの小説『赤毛のアン』を「会話劇の面白さ」と「登場人物の多様な視点」に焦点を当て、可能な限り原作に沿った映像化を追求しました。
宮崎駿が第15話まで「場面設定・画面構成」を担当し、プリンスエドワード島の雄大な風景を詩的に再現しました。
ディテールにこだわった背景美術(夕焼けの空やリンゴ園の季節感)は、
アンの独白や想像シーンに見事にマッチし、物語の情感をいっそう味わい深いものにしていました。
赤毛のアンが炎上!松本侑子が校閲を切望している!
SNSでは賛否両論が噴出
放送開始直後から、SNSがにぎわいました。
赤毛のアン、原作大好きでアニメ楽しみにしてたけど、アンのピンクの服とかダイアナの目の色とかギルバートの髪色とか駅で待ってるシーンとか杭のシーンとか、製作陣原作読んでんのか???ってレベルのテキトーさで悲しくなった https://t.co/eWr1FQu6GP
— らむ (@ramno_account_7) April 5, 2025
キャラクター設定に違和感があるという声が多いようです。
主なものをご紹介しますね。
ギルバートの髪の色がオレンジ色

ギルバートは、原作では、黒髪の長身ハンサム。
アンの学業ライバルとして登場し、レドモンド大学では級長を務めるほどの人気者です。
アンの赤毛を「にんじん」とからかって、アンが激怒したというエピソードが有名。
2025年NHK版『アン・シャーリー』では、髪色が「濃い茶色」に設定されていますね。
これに対し、従来の「黒髪」イメージを持つ視聴者から「違和感」の声がSNSで散見されます。
ギルバートは、アンの赤毛を「にんじん」とからかうのに、本人も髪色もにんじんぽい?という声
赤毛のアンの新アニメ。非常に楽しみなんですが…
— 倉木おかゆ@小説家になろう (@7SIbOqES4MkJ4Q3) March 9, 2025
アンの赤毛を「にんじん」と称して頭かち割られるギルバートの髪の色が若干、赤いのでは?と気になるところです。
いや、お前も赤毛やないかーい! pic.twitter.com/8qxHgnAOWR
ダイアナの目の色

ダイアナは、アンの「心の友」として誓いを交わす。
黒い目と髪、バラ色の頬を持ち、北アイルランド系「ブラック・アイリッシュ」の血統とされています。
L・M・モンゴメリの記述ではダイアナの瞳は明確に「黒」ですが、
2025年NHKリメイク版『アン・シャーリー』では「青い目」に変更されています。
あーー😭ダイアナの目と髪の色が黒じゃないんですって⁉️😭それはひどい…
— ꉈꅔꎡꀧ (@konimari) April 5, 2025
NHKアニメ版、みなくてもいいかな… https://t.co/PvNrC1cxdL
アンはピンク色のドレスは着ない!
L・M・モンゴメリの『赤毛のアン』(1908年)で、アンは自身の赤毛とピンクの相性の悪さを強く意識しています。
「ピンクを着ると肌が赤みを帯び、髪がより赤く目立つ」と語っています。
また、19世紀の当時、赤毛の女性は「赤やピンクを着るとみっともない」という暗黙の美意識が存在していたともいわれています。
「アン・シャーリー」校閲を希望②アンはピンクの服を着ません。
— 松本侑子❣初の全文訳『赤毛のアン』文春文庫、新刊『赤毛のアン論 八つの扉』文春新書 (@officeyuko) April 5, 2025
村岡訳「赤い髪をした者はたとえ想像でもピンクのものは着られないのよ」Redheaded people can’t wear pink, not even in imagination.
新作アニメに期待しています。世界で通用する名作にするために、ぜひ私に校閲をさせてください。 https://t.co/AvpnWYNvzH
次に、Xで2025年NHKリメイク版『アン・シャーリー』の違和感を発信し、
校閲を希望している、松本侑子さんについてもご紹介しますね。
松本侑子は赤毛のアンの専門家

- 生年月日:1963年6月17日(2025年4月現在の年齢61歳)
- 出身地:島根県出雲市
- 出身校:島根県立出雲高等学校、筑波大学第一学群社会学類政治学専攻卒業(国際政治学専攻)
- 主な経歴:1985年にテレビ朝日報道制作部に入社。『ニュースステーション』初代天気予報キャスター・リポーターとして活動し、1988年にテレビ朝日退社し、作家活動に専念
- 主な翻訳作品:日本初の全文訳・訳註付き『赤毛のアン』シリーズ(シェイクスピア劇や聖書引用を解明)
- テレビ出演:NHK教育「3か月トピック英会話『赤毛のアン』への旅」講師(2008年)
- カナダ『赤毛のアン』ツアー:プリンス・エドワード島への企画・同行解説を20回以上実施。参加者累計500人超
- 講演活動:「イギリス名作めぐりの風景と文学鑑賞」「読書の旅―赤毛のアンとハリー・ポッター」など
原作新訳者の松本侑子さんが今回のアニメをめっちゃ校閲したがっていて笑った。わかる、わかるよ…まあ、もうしばらく見守ろうかね #アンシャーリー
— れあ (@tea_rose19) April 6, 2025
まとめ赤毛のアンが炎上!NHKのアニメのリメイクに高畑勲も松本侑子もびっくり!
というわけで、今回は、
赤毛のアンが炎上?NHKのアニメのリメイクに高畑勲も松本侑子もびっくり!
について、お伝えしました!
今後の放送にも注目していきたいと思います!
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